2013年5月31日金曜日

8.26





高校生の頃 思い出の3分の2は美術室。

勝手に持って来ちゃった教材のカセットデッキで

みんなで好きな音楽を日替わりでかけながら

絵を描いた。↓



遠くから聞こえる運動部の声と蝉の声

クーラーなんて無い暑く広い部屋の片隅で

そこから続く廊下の絵を私は描いた。

陽の色が何色なのか、影の色は何色なのか

汚れた壁はもとは真っ白だった上に時の流れで汚れが付いて

それは一体何色なのかとか、

長く続く廊下の先は目を凝らせば見えるけど

ぼんやりしていて形がよく分からない。

その暗闇は何色と何色で出来ているのかとか

16歳の私は途方もなく青く、青いまま描いていた。

顧問の先生の助言もあって 完成したその絵は県の展覧会まで行った。

音楽漬けだった高校生活で唯一誇れるのはその事だろかな。。



昨日は

その顧問の先生の夫妻展に小江戸へ行ってきました。

旦那さんは絵描きさんで、先生は器を。

ノスタルジックで先生達の優しさを感じる作品達です。

個展は明治時代に作られた蔵の屋根裏で開かれています。

8月いっぱいまでなのでお近くの人はゼヒ!



「蔵の街の小さな絵と器展」

絵・木藤恭二郎 器・木藤恭子

場所・埼玉県川越市仲町9-9

あとひき煎餅塩野2F、蔵の茶屋かくれんぼ