食の美
ずいぶんと日記を空けてしまった。
��月は露に濡れる若い緑がきれいで
そんな写真ばっかり撮っていた。
毎日通る川の側 お気に入りの紫陽花をひとつ決めて
花が開くまで撮ったり。
そしてこのタワーが見える病院にも
たくさん通った。
動物や植物は
次の子孫を残す為に生き抜く事がごく当たり前の大前提で
人間のように難しく悩まない
そのありのままの姿が
堂々とたくましく、しなやかで美しいのだと思う。
混沌とする意識の中で命と向き合っている家族の
生きようとする力は
本当に本当に強く、たくましく、ひたすらに素晴らしかった。
雑念だらけのわたしの心が恥ずかしくなるほどに。
信じる、その事だけを
心の中に置こうともがいていた6月。