高校生の頃 思い出の3分の2は美術室。
勝手に持って来ちゃった教材のカセットデッキで
みんなで好きな音楽を日替わりでかけながら
絵を描いた。↓
遠くから聞こえる運動部の声と蝉の声
クーラーなんて無い暑く広い部屋の片隅で
そこから続く廊下の絵を私は描いた。
陽の色が何色なのか、影の色は何色なのか
汚れた壁はもとは真っ白だった上に時の流れで汚れが付いて
それは一体何色なのかとか、
長く続く廊下の先は目を凝らせば見えるけど
ぼんやりしていて形がよく分からない。
その暗闇は何色と何色で出来ているのかとか
16歳の私は途方もなく青く、青いまま描いていた。
顧問の先生の助言もあって 完成したその絵は県の展覧会まで行った。
音楽漬けだった高校生活で唯一誇れるのはその事だろかな。。
昨日は
その顧問の先生の夫妻展に小江戸へ行ってきました。
旦那さんは絵描きさんで、先生は器を。
ノスタルジックで先生達の優しさを感じる作品達です。
個展は明治時代に作られた蔵の屋根裏で開かれています。
8月いっぱいまでなのでお近くの人はゼヒ!
「蔵の街の小さな絵と器展」
絵・木藤恭二郎 器・木藤恭子
場所・埼玉県川越市仲町9-9
あとひき煎餅塩野2F、蔵の茶屋かくれんぼ